予防歯科治療
予防歯科治療
予防歯科治療の重要性
今の歯医者さんは必ずしも「歯が痛くなった時に行くところ」ではありません。むしろ「むし歯や歯周病を予防するところ」に変わってきています。症状が悪化してから治療をすると、歯を失うリスクも高く、治療期間や費用もかさんでしまいます。
定期的なメインテナンスを受けることで、健康なお口の環境を保つことが可能となり、むし歯や歯周病を未然に防いで快適な生活を送ることができます。
歯の価値について
歯が大切であることはみなさんもご理解されていると思いますが、歯にどれくらいの価値があるかをご存知でしょうか。
過去に交通事故による歯の賠償金額で1本80万円という判例がありました。28本あると計算すると2,240万円になります。金額にすると大きな金額であることがわかります。また、失った歯はいくらお金をかけても元には戻らないことから、金額以上の価値があるのではないでしょうか。
メインテナンスの重要性
患者さん自身がおこなうセルフケアはもちろん大切ですが、より予防効果を高めるためには定期的な歯科医院でのプロケアが欠かせません。
歯石除去や歯の染め出し、ブラッシング指導などをおこない、お口の中を清潔に保つためのサポートをいたします。大切な歯を長持ちさせるためにも、ぜひ定期的なメインテナンスをご活用ください。
衛生士がサポートします
担当制でご対応します
歯科衛生士が入れ替わることがないため、患者さんの状態変化をより早く把握することができます。また、次回の施術はどうなるのかという余計な心配を抱く必要がなく、お口の変化を十分に把握した質の高いメインテナンスをご提供できる点がメリットです。患者さん自身も、お口の状況が管理しやすくなり、コミュニケーションも取りやすくなるかと思います。
担当制のメリット
- 常に同じ歯科衛生士が治療に当たるため、些細な疾患にもいち早く気づき、適切に対処することができるため、患者さんの健康維持に役立つ。
- 患者さんの症状や経年によるお口の変化を把握した上で、質の高いメインテナンスを提供できる。
- 患者さんにとっても、気軽に相談しやすい環境をご提供できる。
PMTC
PMTCは、プロによる専用の機械を使った歯のクリーニングのことです。
ご自宅でのお手入れでは落としきれない汚れを除去する効果があり、むし歯や歯周病予防だけでなく、口臭予防や審美的回復も期待できます。
フッ素塗布
フッ素には、歯の再石灰化を促進させたり、強化させたりする効果があります。
歯の表面にはエナメル質という硬い組織で覆われていますが、飲食をすると表面のミネラル成分が溶け出し脱灰を起こします。むし歯の一歩手前の状態が脱灰であるため、定期的にフッ素でミネラル成分を補給し、進行を止めることが大切です。
ブラッシング指導
歯ブラシの持ち方から毛先の当て方までを患者さんのお口に合わせた方法でお伝えします。
デンタルフロスや歯間ブラシなど、ケアグッズの使い方もご紹介しますので、セルフケアの質の向上に役立ちます。
ケアグッズのご提案
高い予防効果を得るためには、お口の状態に合ったグッズを使用することが大切です。
担当歯科衛生士が最適なアイテムと使用方法をご提案しますので、ぜひお試しください。当院では1本からでもご購入可能です。
定期健診で来院することが困難になったへ
通院が難しくなった患者さんには、ご自宅等にお伺いして治療をする訪問歯科診療を行っております。病院で行う治療と同様に医療保険や介護保険を適用することが可能ですのでご安心ください。
予防対策のご提案
3DS
専用のトレー内に抗菌役を注入して装着することで、歯面を除菌できます。
むし歯や歯周病のリスクを抑える効果がありますが、すべての方に使用するものではありません。はじめに治療を行い、検査をしてそれらのリスクが高いと判断した際に、こちらからご提案させていただきます。
3DS治療の流れ
- STEP 1むし歯や歯周病の治療
- 3DS除菌治療を始める前に、まず現存する虫歯や歯周病治療 を行い、口腔内を健康な状態にします。
- STEP 2除菌検査・結果判定
- 患者さんの唾液を摘出して、口腔内の細菌検査を行い、むし歯や歯周病のリスクを調べます。 その後、解析をして数日後に検査結果をお知らせします。
- STEP 3マウスピース製作
- 歯型を採り3DS除菌治療で薬剤を作用させるためのマウスピースを作成します。隙間が空いていない患者さんにフィットしたものをオーダーメイドで製作します。
- STEP 43DS除菌治療
- マウスピースに3DS除菌治療専用の薬剤を浸し、口腔内に装着することで、虫歯菌や歯周病菌を破壊することができます。 7~10日に一度ペースで行い、2ヶ月ほど様子を見ていきます。
- STEP 5除菌検査・結果判定
- 2回目の院内での3DS除菌治療から2ヵ月後に来院していただき、再度口腔内の細菌検査を行います。細菌数が適性値であれば、治療を続ける必要はありません。